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2021.06.28
マーケティングとは何か?
プロスワークの野村です。
「マーケティング」というと
どういうイメージをお持ちでしょうか?
マーケティングと聞くと「集客の方法」を
思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。
WebマーケティングやSNSマーケティング
口コミマーケティングという言葉もよく聞きますよね。
これらの○○マーケティングという言葉からを聞くと
確かに「集客の方法」と思うかもしれません。
あるいはマーケティングといういうと
「市場調査・マーケティングリサーチ」を
思い浮かべられる方もいるかもしれません。
これら「集客の方法」や
「市場調査・マーケティングリサーチ」
というのも間違いではありません。
しかし、「集客の方法」や
「市場調査・マーケティングリサーチ」というのは、
実はマーケティングの範囲のごく一部にすぎません。
本質的なマーケティングというのは
もっと大きな概念になります。
マーケティングの定義はこれだ
と確立されたものがあるわけではありませんが
いくつか例をあげます。
アメリカマーケティング協会では
「Marketing is the activity, set of institutions, and processes for creating, communicating, delivering, and
exchanging offerings that have value for customers, clients, partners, and society at large.
(マーケティングとは、顧客、依頼人、パートナー、社会全体にとって
価値のある提供物を創造・伝達・配達・交換するための活動であり、
一連の制度、そしてプロセスである)」
とされています。
また、日本マーケティング協会では、
「マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である」
とされています。
また、ピーター・ドラッカーは著書「マネジメント」の中で
「マーケティングの理想は販売を不要にすることである。
マーケティングが目指すものは、顧客を理解し、
顧客に製品とサービスを合わせ、
自ずから売れるようにすることである。」
と述べています。
これらの定義をみてみると
マーケティングとは単なる集客方法や
市場調査ではないもっと大きな概念である
ということが見えてくると思います。
その他には
「マーケティングとは売れる仕組み」
というような定義をする方もいます。
これもシンプルで分かりやすい定義ですね。
では、私はどう定義しているかというと
「マーケティングとは顧客に商品を
買ってもらうための仕組みづくり」
と考えています。
「売れる仕組み」も悪くないのですが
より顧客目線に立つことを意識するために
「マーケティングとは顧客に商品を
買ってもらいやすくするための仕組みづくり」
そう考えています
そして、
顧客に商品を買ってもらうためには
・顧客のニーズの把握
・コンセプトの明確化
・心に響くメッセージ作り
・商品の見せ方
・ブランディング
・情報発信
・プロモーション
・購買プロセスの明確化
など、多くの要素があります。
これらの要素をクリアしていき
「顧客に商品を買ってもらうための仕組み」
を作り上げることがマーケティングです。
ぜひこの観点でマーケティング戦略を
考えてみてください。